研究成果

京都学派 酔故伝

情報公開時期 2017年9月19日
情報提供元 京都大学学術出版会
著者 櫻井正一郎

解説

京都学派は西田幾多郎をはじめとする哲学者だけのものではありません。狩野直喜らの東洋学、吉川幸次郎、桑原武夫らによる文学、今西錦司の人類学など、さまざまな分野で独自な学統を生み出しました。本書が酔故伝と銘打たれているようにしばしば酒の力があり、三高の気風があり、「実事」を重んじ、文章を含む「文」を尊ぶ気風がありました。今日において学問とはどういうものか、大学はどうあるべきかを改めて考えさせる一冊です。